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海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

欧州卒業旅行…史上最悪の9日間 第8夜

いよいよパリ観光も最終日。明日にはパリを離れて帰路につく。

 

この日も別行動を選択した僕だが最終日の夕飯ぐらいは一緒に食べようと夕方18時にルーブル美術館の東の端で待ち合わせすることにした(こんな僕にでも、わずかに良心が残っていたんだな…)

 

この日もパリ観光を堪能

ルーブル美術館

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モナリザ (半年前に来た時には火炎瓶投げつける事件があって10メートル以上離れた位置からしか見れなかったが、だいぶ近づけるようになった)

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オランジュリー美術館…めっちゃむかつくおっさんの絵ではなく

『新しき水先案内人ポール・ギョームの肖像byアメデオ・モディリアーニ

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ヴェルサイユ宮殿…人いっぱい。日本人のおば様が2人もスリ被害にあったと出口で騒いでたのが印象的。

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さあ、ここからがこの日のハイライト

17時30分…僕は集合時間の30分も前にルーブル美術館の東の端にいた。

冒頭でも書いたように同行人と18時にルーブル美術館の東の端、リヴォリ通りで待ち合わせて夕飯を食べようということだった。ここならレストラン街にも近く便利だしホテルにも近い。

 

まだ3月で寒風が吹く中、集合時刻の18時になっても同行人が現れない。

???パリで迷ったか???

5分、10分と過ぎても現れないし、連絡もない。

 

18時30分、どうしようかと思っていた時に1通のメールが届く

 

『まだエッフェル塔の上にいるから30分くらい遅れる』

 

エッフェル塔???←なんでやねん!

30分くらい遅れる???←いつから数えて30分やねん。もう30分遅れてるっちゅうねん。ってかエッフェル塔からここまで絶対1時間かかるって。

 

怒りのあまり携帯電話に向かって関西弁もろだしでツッコんでしまった。

 

そして寒風吹く中、19時になっても同行人は現れない。

しょうがないので僕からなぜか精いっぱい冷静を装ってメールをする

『いまどこ?』

 

『まだエッフェル塔!』おいっ、どういうことやねん。で…なんで『!』やねん、こっちがビックリやわ。

 

気温も下がり、お腹も空きだし、これはダメだ…と思い『お土産屋とか見とくから着く前に連絡ちょうだい』とメールして近くのカフェに避難。

軽くコーヒーを頼みつつ、同行人が着くまで待ることに。

 

20時15分にとメールが届き『着いた』←着く前に連絡しろっていったよな!んんん・・・もうぅっ!

 

急いでカフェを出て集合場所へ向かう。

そこには同行人の姿があった。

 

僕『ごめん。カフェでコーヒー飲んでたわ』

同行人『あ、そうなん。エッフェル塔すごい人やったわ』

僕『夕飯は?』

同行人『まだ食べてないで』

僕『じゃあ、その辺で食う?』

同行人『そうしよう』

 

ほぼ当時の会話を再現して見たが、おかしなことがあるのに気付いた人はいるかな?

 

何がおかしいって・・・

遅れた同行人が一切謝らずに何故か僕が謝っている事!!!

 

それに夕飯を食べてる時に気づいた僕は怒りを通り越し呆れてしまった。

 

普通の感覚であればめっちゃ謝るのが普通なのに一切、謝らない同行人。

『なんで、そんな奴と旅してるんだ俺は…』

ホテルに帰る道でそんなことばかり考えていたら、会話もなく、この日が終わった。