2008年 香港合宿の記憶 はじめに2(絶望の新歓シーズン)
前回で気付いた方がいるかもしれないが…今回の旅行記は香港合宿行く前の人間模様に重きを置いた旅行記兼ドキュメンタリーなのです。
僕の代で『50年以上続いたサークルを滅亡させてしまうかもしれない』と悟った男の話をご覧あれ。
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部員が名簿上8人。ちゃんと活動に参加してくれそうなのが僕含めて二人…。
このままでは『工学部女子Oさんと二人で海外合宿へ行くことに』
『50年以上続いたサークルを滅亡させてしまうかもしれない』
そう思いつつ4月の新歓シーズンに突入。
何かしないといけないという思いから
まず僕は入学式から4日間だけ開かれる新歓イベントに参加することを決断。
何年かぶりに新歓ブースや勧誘用のチラシ800枚を用意して新入生が現れるのを待った。
1日目
工学部女子Oさんは所用があり2日目のみの参加。他の部員にも声をかけたが幽霊部員Tは『行けたら行きます』。アジア放浪女子Sさんはアジアから帰国したようだが原因不明の出来物が体中にできてるので欠席。ほんわか女子Iさんはメール無視。
ということで新歓ブースに僕一人。
他の新歓ブースが賑わう中、男一人、負のオーラを出しているブースに一新入生が現れる訳もなく1日目が終了した。
2日目
工学部女子Oさんが来てくれたことによって新入生が新歓ブースに現れるんじゃかいかと期待しつつブースで待つことに。
10時・・・12時・・・14時・・・16時・・・
この日もガイダンスブースに新入生は現れなかった。
3日目、4日目。
やっと。ほんわか系女子Iさんから返信があり・・・
Iさん『今日は誰が来るんですか?』
僕『僕一人ですよ』
Iさん『じゃあ、やめときます』
おいっ!!!来いやボケ!!!←心の声
結局3、4日目も誰も新入生は現れず・・・この春、新歓ブースには
誰1人として来なかった。
僕はせっかく作った新歓用チラシ800枚を
経済学部3階トイレのゴミ箱にこっそり捨てて帰った。