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海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

2008年 香港合宿の記憶 第一夜(中編)猫なのか熊なのか

2008年10月30日19時15分

赤い虎が描かれた機体は香港国際空港に到着。

荷物をピックアップし入国審査、税関を思った以上に早くスムーズに通過し、

20時には空港の外へ出てエアポートエクスプレスに乗ってホテルへ向かう。

 

え~っとホテルは・・・

 

~~~~~出発1週間前~~~~~~

10月24日、出発まで1週間を切っていた夜、

HISさんから届いた旅行の工程表に目を通していた。

出発時間や飛行機の時間を確認し、

滞在先を見たとき、僕は一瞬、目を疑った。

 

 

滞在先:

パンダホテル

 

 

ホテルと言えば

ホテル日航なんたら、ヒルトン香港?、マリオット九龍?(←全部、想像です)

少なくとも

プラザ、グランド、プリンス、ロイヤル、オリエンタル、プロムナードとか

かっこいい名前が付いているものだと勝手に思っていた。

 

 

これは詐欺だ、詐欺に違いない。

 

と思いつつ、ググってみると確かに香港に存在する・・・。

 

 

見なかったことにしよう!!

 

 

だって、他の部員から、どこのホテルに泊まるんですか?って言われて

パンダホテルと言えば、千年の恋も醒めてしまう

 

ホテル名を言ってしまうと香港に行かない奴が出る気がする。

僕は嘘をついた。

『滞在先は出発日にカウンターで教えてくれるんだって!!!』

 

 

~~~~~~~飛行機内~~~~~~~~

 

香港に着く少し前、飛行機の機内でHくんが聞いてきた。

Hくん『ところで泊まるホテル名なんていうんですか?』

僕『さっき聞いたんやけど、パンダホテルっていうとこらしいよ』

 

全員『・・・・』

予想通り、一瞬、全員の時が止まった。

本当に出発前に僕が知らせていたら全員キャンセルしてたかもしれない。

そう思わせるくらい。時が止まった。

 

場を和ませようと

僕『僕もさっき見て、一瞬、目疑ったわ(笑)ほんまに変な名前やで』

と言っても空気は変わらない。

 

Hくん『ちょっと見せてくださいよ』と言って工程表を僕から奪う。

 

初海外で、かっこいい名前のホテルに泊まると

(勝手に)思っていたHくんの表情から笑顔は消え、

失望感が滲み出ていた。

 

皆ショックを隠せないまま、香港国際空港に着いたのでした。

 

 

~~~~~~~回想ここまで~~~~~~~~

 

 

東涌線荃湾線を乗り継ぎ、大窩口駅に到着、時間は21時前。

 

ホテルまでは横断歩道がなく、歩道橋が交差点に設置されているため昇り降りが激しい道を行く。

 

歩道橋からホテルが見え、壁に描かれたパンダの絵が僕らをあざ笑っている。

 

21時。ようやくパンダホテルに到着。

ロビーで待ち受けるパンダたち・・・。

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疲れ切っていたせいか、ここまでパンダがかわいく見えなかったのは初めてかもしれない。

(モンチッチいるし・・・)

 

 

無事チェックインを済ませ・・・

1日目はようやく幕を閉じ・・・ないのです。

(第一夜 後編に続く)

 

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