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海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

2007年 アメリカ西海岸の旅 第3夜

前日、夜までラスベガスを堪能した僕は、朝五時半にホテルを出発する。

 

行き先はこの旅のメインでもあるグランドキャニオン。それを現地ツアーで見に行く事にしたのだ。

 

説明によると、まず大型バスに乗り換える為、小さなワゴン車で集合場所へ向かうらしい。

 

ワゴンに乗ること数分、集合場所らしき場所に到着したのだが…大型バスが、どこにも見当たらない。あるのは小さな飛行機が10台ほど・・・いわゆるセスナというやつだ。

 

つまり、なぜか僕は空港に連れて来られたのである。

 

 

まさかセスナ機でグランドキャニオンへ行くのか?

確かにセスナ機でグランドキャニオンデ行くツアーはたくさんある。でも、なんとなく落ちそうなイメージのセスナ機が嫌だったからバスで行くことにしたのに…なんてこった。

 

ワゴン車の乗客は小さな事務所の中へ案内され、チェックインと書かれた窓口へむかう。チェックインを終えた人は、次々と飛行機に乗っていく。

 

チェックインのおばさんとやり取りしていると、まるで天使のような声が聞こえた。

 

「バスツアーの方はこちらです」という日本語だった。

声が聞こえてきた方へ行くと、大型バスが既に待っていた。っていうか、さっきのチェックインは何だったのか?まあいいか。

 

 

今回、バスツアーには日本人が他にも3組いた。僕より年上な感じの女性二人組、老夫婦と40代くらいのおっさん。そこで僕は目を疑った。

 

そのおっさんの社会の窓が全開だったのだ。

 

指摘すべきなのか、指摘しないかを迷ったが指摘せず大型バスに乗り込む。バスの中で友人と大笑いしたのは言うまでもない。

 

バスは空港を出発し5時間後、やっとの思いでグランドキャニオンらしき場所に到着。約10分ほど歩くと我々の前にグランドキャニオンは惜しげもなく姿を現した。

まるで別世界にいる感じがした。それほどグランドキャニオンは圧倒的な大きさだった。

 

 

 

そしておっさんの社会の窓は、グランドキャニオンでも全開だった