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海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

2007年 アメリカ西海岸の旅 第2夜

いきなりロサンゼルスを無視してラスベガスへ向かう。

 

アメリカへ行こうと思った時、真っ先に行きたいと思ったのはラスベガスだった。僕が好きなテレビ番組「水曜どうでしょう」で見た時の風景が忘れられなかったからだと思う。

 

砂漠の真ん中に突然現れたオアシス都市、ラスベガス。ピラミッド、エッフェル塔、火山、海賊、自由の女神…ここへ行けば世界旅行してきたのと一緒じゃないか。

 

そんな安易な理由だ。

 

 

水曜どうでしょうではレンタカーでラスベガスへ向かったが、我々はバスで向かうことにした。

 

 

我々は朝7時をホテルを出発し歩くこと、わずか1分…集合場所に指定されている場所に到着。ミヤコホテルの一区画隣が集合場所なのだ。

 

 

着いたはいいけど、バスは一向に到着しない。時間も少し過ぎている。

 

 

そこへ七三分けの中国人オヤジが変な日本語で声を掛けてきた。

 

オヤジ『バス待ってるんでぇすかぁ?』

 

僕『そうですけど・・・はい・・・』

 

 

オヤジ『もう15分くらいで到着すると思うから、中入って待ってて…』

 

 

オヤジに言われるまま、怪しげなビルの一階に入っていき…その奥で凄い光景を目にする。オヤジの写真のコレクションである…それもただの写真ではない…すべてオヤジと有名人とのツーショット写真なのである。

 

 

姚明劉翔、タイガーウッズ、イチロー王貞治野茂英雄

 

 

ランディー・ジョンソン、ベッカム松井秀樹、松坂大輔などの一流選手…

 

 

石川遼宮里藍横峯さくら岡島秀樹浅田真央、キムヨナといった最近、活躍しだした選手…

 

 

阪神のJFK、ロッテの里崎、今江といったアメリカではそれほどでも有名でない選手…

 

さらに新庄や藪、伊良部といったあの人はイマ?な選手とのツーショット写真まで…

 

 

 

『なんなんだ?このオヤジ?』

 

『どうみてもリストラされた中年サラリーマンにしか見えないぞ』

 

とオヤジに懐疑な目線をやりながら…バスを待つこと数分、バスが到着した。

 

バスから降りてきた横浜の工藤投手(当時)そっくりな運転手(以後…工藤と呼ぶ)に荷物を渡しバスに乗り込む。

 

 

しかしバスには乗客がおらず工藤と我々3人でバスは動き出す。走ること数分、我々は不思議な事に気が付いた。 外に見える看板や街にある店の名前などが、どんどん英語から漢字に変わっていることに・・・。 そして、いつのまにか、すべでが漢字だらけになった。道などの標識さえも 中国語表示になってしまったのだ。

 

なんなんだここは?我々にも緊張が走る。

 

 

そしてバスは停まり、客を乗せだす……

 

そう…乗ってくる全ての乗客はチャイニーズなのだ。あっという間に満員になった。

 

そしてバスの中は中国人50人に対して日本人2人プラス工藤という日本人にとって究極のアウェーと化したままバスはラスベガスへ向かうのだ。

 

 

究極のアウェーの中、バスはラスベガスへと進む。

 

ロサンゼルスから一時間もたたないうちに周りは草原から荒野になっていった。途中、バーストーって町で休憩したものの永遠5時間もの間、荒野が続き…昼2時ごろ、そしてそれは突然現れた。

 

 

ニューヨークの高層ビル群だ!

 

ピラミッドだ!

 

エッフェル塔だ!

 

 

 

 

ラスベガスだ!

 

しかし想像していたラスベガスと何かが違う。なんか地味なのだ。ラスベガスといえば派手な町というイメージがあるが本当に地味なのだ。

 

 

だが想像していた通りのラスベガスが夜ととも姿を現す!いたるところに派手なネオンが輝き…

 

 

 

 

道端では、おっさんがお客を勧誘しようと誘ってくるが…すぐにサイレンとともにパトカーがやってきて注意されてる。車もあちこちで大渋滞し人通りも半端ではない。カジノも大混雑し、無料で見れるショーはどこも満員。ここへ来たら誰だって興奮するはずだ。

 

 

 

町全てがエンターテイメント!

 

 

もちろん僕もラスベガスを堪能し3日目に続くのである。