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海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

2007年 アメリカ西海岸の旅 第1夜 後編

入国審査と税関を抜けると待ち合わせロビーに出た。

 

ANA便で乗ってきた日本人も、ほとんどいなくなり周りはいつのまにか白人、黒人、金髪、入れ墨で溢れかえっている。言うまでもなく案内板の表示も英語に変わっている。

 

 

とうとうアメリカへ来たのだ…。

 

 

今まで行った事がある台湾は日本人も多くいて、文字も漢字が多く使われれてるので外国に来たという実感はなかったな。と記憶している。

 

でもアメリカは全然違う。確実に日本じゃない。

 

初めての個人旅行でアメリカへ行くのはハードル高すぎたかも…という不安感が最高潮に達していたのは言うまでもない。

 

 

そんな中、ぼくは颯爽と外国人の間をすり抜け、LAのダウンタウン行きのバス停へ向かう。ちなみにFLY AWAYっていう名前のバスに乗る予定。

 

案内表示に従って進むとすぐにバス停に到着…まもなくバスがやってきた。日本で走っているのと大して変わらないバスだ。荷物をバスの下に入れバスに乗り込む。僕らと同じく外国人旅行者も何名か乗ってきてバスは出発。

 

空港から離れると、バスは郊外を進む。フルハウスのようなドラマに出てくる家が見えるかと思ってたが、全然違うぞ。えー何とも形容しがたいので省略。

 

 

 

しばらくするとロサンゼルスのビル群が徐々に姿を現してきた。正直、大阪と大して違わないな~と思いつつ、バスはいつの間にかロサンゼルスのユニオンステーションに到着。降りようと・・・思った時、何か忘れてるような気がした。

 

料金を払っていない

 

 

ガイドブックには7ドルって書いてたよな?他の乗客はドンドン降りて行っているし…。

 

どうするんだろうと思っていたら運転手が遠くの方にある建物を指差し何か喋っている(当然、聞き取れない)。

 

乗客の雰囲気と運転手のジェスチャーから察するに、どうやらあそこでチケットを買えと言っているみたいだ。

 

言われた通り窓口らしきところでチケットを購入。バスに戻ってチケットを運転手に見せると『いらね~よ』と一蹴される。よく見ると他の乗客はチケットを買って、そのまま戻らずに、どこかへ消えていく。

 

待て待て、これなら乗り逃げする客が出てくるだろう!とツッコミたかったがココはアメリカ、こんなことでツッコミを入れていたら、今後、どれだけ突っ込まないといけないか、わからない。なんせ、まだアメリカ到着して2時間なんだから・・・と自分に言い聞かせホテルに向うことにする。

 

 

ホテルはロサンゼルスのリトルトウーキョーにあるミヤコホテル。バス停から20分ぐらいの距離なので2時過ぎに到着。適当に時間を潰し、3時にチェックイン。フロントが日本人だったので何とも楽だ。

 

 

 

部屋でくつろいだ後、ドジャースタジアムで『パドレスVSドジャース戦』を観戦しに行く。ドジャースと言えば日本人投手の斉藤隆投手が抑えのエースとして活躍している。

 

 

 

せっかくだから斉藤が投げるところが見たいな~と胸躍らせつつドジャースタジアムへ向かうが…ここで我々にとんでもない悲劇が襲ってくるのだった。

 

 

 

僕らを待ち受けていたものは…僕らの後ろの席に座った…絵に描いたような幸せそうな家族による我々への制裁だった…。

 

 

それは・・・ケチャップ、マスタード、ポップコーン、コカコーラを次から次へと我々の席に、こぼすのである・・・(゚Д゚)ゴルァ!!

 

 

1回どころじゃなくて4回も…5回も…。何回も謝るのだが、反省の色は無い…。正直、キレたかったが英語がわからないので笑顔で対応する。日本が外交下手なのがなんとなくわかった瞬間である(笑)

 

 

 

さらにドジャースタジアムは我々に悲劇を与える。

 

 

それはトイレへ入った時だった…様子がおかしい。

 

 

便器がどこにも見当たらないのだ。あるのは、学校なんかでよく見るステンレス製の浴槽みたいなもの。ここはトイレだよな~?と思い確認するが…確かにTOILETと書いてある。

 

 

そこへアメリカ人がスタスタと歩いて来てステンレス製の浴槽に用を足し出したのである。

 

 

この国はプライバシーって物は無いのか!!!だってここで…(以下18禁の為、自主規制)

 

 

(カルチャーショックを受けた為、もう2度公衆トイレへは行かないで思ったのは語るまでもない※1)

 

まあ、そんなエピソードもありながら、試合は6-3でドジャース勝利。

 

 

最後は斎藤隆が出てきてキッチリ締めるという最高の試合。試合終了後、ドジャースファンが我々、日本人を見て『ブラボーSAITOU!』とか叫びながらハイタッチして…一緒に喜んだのは最高でしたなぁ!。

 

 

 

これでアメリカが好きになりました。(特にアメリカ人のノリが…。)

 

 

 

 

そしてやっと1日40時間の幕は閉じるのでした