2007年 アメリカ西海岸の旅 第1夜 前編
大学2回生の夏休み。
普通の大学生なら、みんなキャンパスライフを満喫しているころだろう。
そんな頃、僕はなぜかネットサーフィンばかりしていた。
なんでかって?そりゃアメリカ旅行の下調べにきまってるだろう。英語がしゃべれないのに、何の知識もないままアメリカへ行くほど僕は馬鹿じゃないぞ。アメリカの通貨はドルでブッシュとかいう人が偉いって事は知ってるからな(誰でも知ってるわ!)
まあ調べすぎて、この時点でアメリカを旅行してきた気分になっていたのは言うまでもない。
そんなこんなで。。。
9月13日…とうとう出発の朝を迎えた。
ロサンゼルスまでは地元、大阪から羽田まで飛行機。そっからバスで成田まで行き、ロサンゼルス行きの飛行機に乗る予定だ。
13:00 ANA大阪空港発羽田行きにて羽田へ。
羽田には定刻通り14時に到着。ロサンゼルス行きの飛行機は成田空港から17時なので乗り継ぎ時間は3時間。
3時間って所に若干、嫌な予感を感じながらも、『まあ大丈夫か…』と楽観視していた。これが大きな落とし穴だったとも知らずに。
そして予定というものは、よりによって狂いだすものだ。
・一番端のゲートに到着。
・エスカレーターが故障。
・荷物が出てこない。
・空港内で迷う
・乗車予定のバスは出てしまう
急がないとマジやばい。
ロス行きの飛行機に乗り遅れでもしたら
東京に一泊しに来ただけだ
すでにANA成田発ロサンゼルス行きの出発まで2時間15分を切っているぞ。
予定より2本遅れのバスに乗車しギリギリ間に合いそうだ…。
すぐに出てほしいのに一緒に乗ってきた中国人の観光客がドライバーと揉めだす。
『もう、これだから中国人やだ』
中国人は、まだ何やらもめてるようだが、バスは無事発車。
16時、成田空港に到着。
到着後、すぐに搭乗手続きのカウンターへ行くが…ロサンゼルス行きの文字が見当たらない。
締め切られたのか???いやそんなことはないまだ50分弱出発まであるはずだ。
嫌な予感は的中する。
すでにカウンターは閉まっていた…
東京一泊キタ━(゚∀゚)━!!!!!!
まあ、そこはANAの優しいお姉さんに頼み込んで特別に開けてもらって搭乗手続きすることができた。
よかった〜と一息ついていると礼文さんは手続きのカウンターの荷物置きの台に不思議なものを発見する。
パスポートだ。
俺のかな?いやパスポートの色が違う。
っていうか写真が日本人じゃない。
っていうか名前がボブだ。
どうやら手続きのカウンターで忘れていったらしい。
お姉さんにパスポートを渡し、事なきを得る。
よかったなボブ、俺が見つけてなかったらお前は東京1泊だったぞ!
17時 ANA成田空港発ロサンゼルス行き出発…のはずが…
またも予定が狂う。
俺の横に座ってた金髪の兄ちゃんが出発直前になって降ろしてくれと言い出したのだ。
もう飛行機は飛び立つ気満々だったのに…
乗り物酔いに耐えられないとか…。
そんなんで飛行機乗ってくんなよ!!!
その一人の兄ちゃんのせいで荷物を全部だしたりしないといけないらしい。ANAのお姉さんが座席に爆発物なんかが仕掛けれてないか細かくチェックしにきたりで、飛行機はなかなか出発しない。
ほんと迷惑な兄ちゃんだ…。
やっと1時間遅れで飛行機はロサンゼルスへ飛びたつのであった。
第一夜 中編へ続く