2007年 アメリカ西海岸の旅 はじめに
『はじめに』のその前にちょっと説明。
・グアム編に続き、長期連載です。
・今回の題材は2007年9月にいったアメリカ西海岸の旅です。
・文章を書いたのは半年後の2008年2月。
・初めて書いた紀行文ですので、とてつもなく面白くないです。もちろん長いです。
・滅茶苦茶、面白くないので大幅に手直ししました。
・でも、やっぱり、つまらないです。
・では、超暇な人だけ読んでください。
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はじめに
「海外へ行こう」
僕がそう思ったのは大学2回生の春。
当時の某旅行サークルは名前にふさわしく。。。海外を飛び回ってる人、チベットとかエベレストとか行ってる人、留学経験者、語学堪能な人、自転車で日本中旅している人、四国88カ所完全制覇者など、いままで1つは海外や旅に関して何かを成し遂げている人ばかりだった。
僕はそんなサークルにいながら、海外へ行ったのは家族旅行でのシンガポール、1回生の時にサークルの合宿で行った台湾だけ。
どれも他人任せの旅。
自分の旅をしてきたことがない。
そんな男がいろいろあってサークルの部長に就任してしまう。
新入部員とかが入ってきた時、部長のくせに、そんな旅行しかしたことがない奴だと思われるのも何だか嫌だな。
そう思い。「じゃあ何かやらなければならない」と僕の単純な頭は考えた。
海外放浪はやってみたいけど、僕にはレベルが高すぎて無理だ。
チベット?エベレスト?・・・・無理無理、死ねる。
留学は海外に長期間滞在するから絶対、嫌だ。
語学は勉強嫌いな僕には向いてないな。
自転車旅は面白そうだけど、しんどそう。
四国は論外。っていうか日本だし。
<中略>
いろいろ考えた結果・・・アメリカへ行きたくなった。
※理由は割愛します。まあ、そんな深い理由が無かったから思い出せないだけなんだよね。
アメリカへ行くのを決めたはいいが、よく考えると僕は英語が喋れないし、アメリカは銃社会。ホールドアップって言われたらどうしよう?
不安要素が山積みになってきたのは言うまでもない。
さすがに一人で行くのは心細いな〜。
やっぱアメリカ行くのやめようかな〜。
そんな風に思っていたその時、僕は小学生でも気づくであろう解決策を思いついた。
「じゃあ、友達と行けばいいんだ」
そうだ!英語を喋れる友達と行けば、いざという時は通訳してくれるし、2人だと心強い。
おい、ちょっと待て。
『自分で旅をする』って最初に言ってたのに・・・友達と言ったら自分の旅にならないんじゃないか?
そう思う人も多いだろう。
はっきり言って一人旅だけが自分の旅ではないのだ。
旅にも色々な形や種類がある。
自分自信で行く1人旅、仲の良い友達と行く2人旅、仲の良いメンバーで行く3−6人の旅、多くの人と行く団体旅行、喧嘩するのが確実なハネムーン。
その色々な形の中かから、自分に合った方法で自分の好きなところへ行く。
それが旅の醍醐味だと思うし、自分の旅の意味だと思う。
だから家族やサークルの人に連れられて旅の出るのが・・・
自分の旅だと思えば、それも自分の旅だと思う。
けど、僕はそれを自分の旅だと思わなかった。
何が自分の旅なのか?それを試す最初の旅。
これが今回の旅の一つの目的だったのかもしれない。
話を戻そう。
友人と行くと決めたものの、アメリカへ行こうと言って付いてきてくれる友人なんて、そう簡単にいない。
ただでさえ友達が少ない僕に、そんな友人なんている訳・・・。いや待て…いる…いるぞ。
そう、アメリカへ一緒に行ってくれそうな一人の友人が僕の脳裏に思い浮かんだ。
その友人は同じ大学に通っている長野(仮名)。
僕より英語が堪能で、無駄な雑学をかなり知っているので喋っていて面白い。
万が一、銃を突きつけられても長野を囮にすれば安心だ。
こんな適任者は、他にはいない。
ということで、さっそく誘う事にした。
たぶん2007年7月ごろ、中小企業論の授業中だったと思う。
となりの席でIS−LM分析と言うつまらない話を聞いているフリをしている長野に声をかけてみた。
『夏休み、暇?』
「暇やで〜何?」
やっぱり授業は聞いてなかったようだ。
単刀直入に聞いてみようと思い、いきなり核心の質問をぶつけてみた。
『アメリカ行かへん?』
「ええで」
はいっ!アメリカ行き決定!
たったこれだけの会話で、アメリカへ行く事が決まってしまった。
言っておくがアメリカ村ではない。
僕はアメリカ大陸へ行くのだ。
もう一回言っておく。心斎橋じゃないぞ。
UNITED STATES OF AMERICAだ。
それでは英検4級にギリギリ合格した僕のつまらないアメリカ旅行記を読んでください。
※注。僕が部長就任以降、某旅行サークルは海外旅行した事が無い人ばかりのサークルに変貌しています。海外へ行ったこと無い人も大学へ入学した場合、気軽に来てください。