旅行記のようでガイドブックでもない何か はてなブログver

海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

2008年 北海道→大阪…ローカル線の旅 第3夜

2日目 3月16日

昨日ジャンパーなしで札幌に着き、一夜明け2日目は朝から時計台やHTBを見学し、札幌を後にする事を決めた。





実は今回の旅、予定が決まってる事は20日に東京でサッカーを見ることのみなのだ。

なので、それまではどこをほっつき歩いても構わない

釧路へ行こうが、網走、稚内旭川富良野・・・へ行こうが・・・

だが忘れてはいけないのは・・・


僕は、20日の午前中には東京へ着かないといけない。




正直、僕が北海道で行きたいのは、北の端にある礼文島という島や東の方にある釧路湿原である。

だが、ここへ行ってしまうと20日に東京に着くには千歳から飛行機という手段を取らざるをえない。

貧乏学生にとっては大きな痛手だ。

南の函館へ行けば、陸路で東京までゆっくり下っていけば、飛行機を使わないで済む。


北へ行くか、東へ行くか、南へ行くか。

ここで、僕には大きな決断が迫られた。行きたい場所へ行くのか?金に縛られて無難な旅をするのか






そして・・・・・・夜10時


僕は函館の町を歩いていた。


僕は金を選んだ。

2008年 北海道→大阪…ローカル線の旅 第2夜

1日目 さすが北海道 3月15日

夕方5時、ANA札幌便は小学2年生でも数えれるくらい…わずかな乗客を乗せ関西空港を飛び立った



あれ???さっきJALの広告を見てって書いてなかった?と思った人も多いだろうが・・・

日本の航空業界は複占といってJALとANAの2社がほぼ航空業界を牛耳ってるのだ。

JALが1万円ならANAも1万円だろうと思いHPで確認すると・・・案の定1万円だった。

それならANAマイラーの僕はANAさんに飛びついたのだ。ごめんねJALさん。



さて話し戻して飛行機は1時間半後、雲の中を抜け、新千歳空港に降り立った。

…3月も中頃、もう北海道の雪も溶けて…ない。

むしろ豪雪・・・こんな雪景色は何年ぶりだろ・・・大阪でこんなに雪が積もった事無いなぁ。

と思いつつ、飛行機を降りた時、「んん・・・っ」。


寒さが半端じゃないぞ・・・なぜだ・・・?。

次の瞬間、僕は我に返り、自分の服装を見て絶句した・・・。



『あれなんで?俺、こんな軽装なの?』





そう!僕は、豪雪の北海道に超軽装でやって来てしまったのだ。


確か、家出る時に暑いだろうから、ダウンジャケットを置いてきてしまったのである。


最悪だ・・・。

おかんの言う事、聞いとけばよかったぁ!


まあ、そんな事を言っても何にもならないんで、明日以降の移動に使う北海道・東日本パスを購入。ちなみに、このパスはローカル線にしか乗れない物だ。つまり僕は特急など使わずに大阪まで帰るのだ。はっきりいって無謀だ。


まあ、それはそれとしてホテルへ向かい・・・1日目は無事終了する。



さて極寒の北海道から、生きて無事に脱出できるのか。

2008年 北海道→大阪…ローカル線の旅 第1夜

大学の夏休みは長い…

なんか有意義な旅に出ようと思い…アメリカへ旅立ったのは夏の話。

だが大学の春休みは、もっと長かった…。

また旅に出たくなったのは言うまでもない。

今度は有意義な旅ではなく、無意味な旅というものに…。




2月初旬、僕は1年半ぶりに台湾へ行く気満々だった。

しかし予想だにしていない事が起こる。

狙っていた1万7千円の航空チケットが取れなかったのだ。



台湾行きの航空券を取り直そうしたが…1万3千円以上の出費がかさむ。

ここでの1万3千の差額は大きい。

僕は台湾行きをあっさり諦めた…意気消沈していた、その時である。



ヤフーのトップページに『北海道1万円』と書いたJALの広告を見つけた。


次の瞬間、僕は即行動に出た…。

そして僕の北海道行きが決まったのである。





出発前日

僕は、旅に出る前日はおとなしく家で過ごす事が多い。

実際、台湾、アメリカ、韓国に行ったときはそうだった

しかし今回の旅は違った。

出発を明日に控えた僕は何故か滋賀県スノーボードを友達と思う存分、楽しんでいた。

正直、今回の旅を僕は完全に舐めきっていた・・・・だって国内だし・・・。

バチが当たったのか、わからないが僕はスノボで親指を突き指し、帰りに寄った食べ放題の店で食いすぎ、その後飲み屋で飲みすぎ・・・


僕は最悪の状態で・・・出発当日の朝を迎えることになってしまった。

09ヨーロッパの旅 コンスエグラ〜マドリッド〜パリ

トレドから風車の町、コンスエグラへ。

トレドのバスターミナルからバスに乗車。約1時間のバスの旅

まもなくコンスエグラ。

下車、奥に見えるのがバス停

風情のある街並み。なんかいいとこコンスエグラ。

階段が続く。

丘を登ること数分。見たかった景色。

右の風車に売店売店のオジサンは片言の日本語で荷物預かってくれる良い人。

雰囲気ある町

こんなところで飲むコーヒーは格別

帰りのバスは少ないので乗り忘れないように。

マドリッドのアトーチャ駅に到着。今日の夜にはマドリッド・チャマルティン駅から夜行列車でパリに戻る予定。

チャマルティン駅へ行く途中に、レアル・マドリードのスタジアムがあったので寄ってみた。

試合もないのにサポーターが関係者を見に集まってた。

乗る予定の夜行列車

夜行列車エリプソス外観。

まあ普通の夜行列車。トイレが詰まっていた以外は問題なし。

廊下は狭い

13時間かけてパリ到着。

パリはまたの機会に。

09ヨーロッパの旅 トレド

サラゴサを満喫した後、トレドへ向かう。

サラゴサの駅の窓口でトレド行きの切符を購入。

マドリッド乗り継ぎでトレドへ向かう。

マドリッド駅の謎のオブジェ。

駅構内にジャングル。

パリ出発後、ルルド、ポー、カンフランク、サラゴサと日本人を一人も見なかったがトレドに来て、一転、日本人がかなり多い町だ。

トレド…城壁で入る所がわからない。


トレド城壁内に到着…今日はちょっと豪華な宿を取ろう!


と思ったら…『フルブック』…さすが観光都市。
もしかして宿がとれないかも!と思い…隣に建つ普通の宿に突撃したらガラガラで簡単に宿が取れた。


トレド観光

町外れにあるパラドール

パラドールからトレドを眺める

パラドールで食べたパン…人生で一番、失敗した軽食。何だかわからないけど口の中が乾いて乾いてとんでもないことになった。なんだったんだろう???

とりあえず8月のトレドは暑い。

09ヨーロッパの旅 サラゴサ

ハカから電車で3時間半くらい乗っただろうか。

丘陵地帯が続く中、サラゴサの町が近づいてきた。

終着のサラゴサ駅で下車(ここでちょっとした事件が…)

エレベータで上に上がると自動改札らしき物があるのだが、すべて×印が表示されてる。駅員もいないし、ここからが出れないんだなと思いホーム逆側のエスカレーターへ行くと同じく×印が表示された自動改札らしきものがあった。

どっから出るんだよ!駅員もいないし…。

一緒に降りた乗客は、すでにどこかへ消え、ホームには日本人が2人取り残された。降りた乗客の中には線路の中を平気で歩いて出て行ったツワモノもいたが、日本人としては改札から出たいというものだ。

解決策も思いつかないので先輩が×印の自動改札に切符を入れてみた。
すると自動改札は切符だけ吸い取り…うんともすんとも開かなかった。しかも切符は返ってこない。

ここで駅員に切符見せてって言われたら、ただの無賃乗車になってしまう。

ピンチだと感じながらホームへ戻ると地下への通路があり、降りていくと改札もなく無事、ホームを脱出することに成功。いまだにそれが正しいルートなのか、どうか知らない…。


約30分、彷徨ったサラゴサ駅。

タクシーでサラゴサのピラール広場へ。

ピラールの聖母教会…でかい

結婚式もやってた。

広場はのどか。子供たちが水遊び。平和だ。

意外とお店がいっぱい並んでる。サラゴサは結構な観光都市。

もう一枚。街の中から。やっぱりでかいピラール聖母教会。

昼飯はここ。

スペインへ来たのでバフェットでパエリア。

カフェ。きれいな女性がいっぱい。

今日はマドリッドまで行く予定なのだが…あまりにも居心地がよかったので夕方のピラール教会。

夕暮れのピエドラ橋からピラールの聖母教会を撮影。

マドリッドを諦め…サラゴサ泊。ホテルはピラール広場の前にあるココ。めっちゃキレイでめっちゃ安い。インターネットも無料で文句の付けどころがなかった。

09ヨーロッパの旅 カンフラン

カンフラン(Canfranc)という街のご紹介。

駅舎はめちゃくちゃ立派。たぶん入れないけどね。

入れる駅舎は手前の小さな建物


みんな線路内を散策

電車の本数…少ない。

道路の横には川が流れていて雰囲気は素晴らしい。

川の横でペタンク

近くのバー風のレストラン。

カウンターの上のケースに料理が入ってて、頼んだら温めてくれます笑。
味はまあまあ。

ホテルは駅前の通りにあるヴィラデ カンフラン ホテル。値段も安く普通のホテル。



ただ朝5時にチェックアウトしようと思ったらフロントのおじさん……英語が全くわからない人だった。ワン、ツー、スリーがわからないって…。電話して、ちゃんとした人来たけど…朝1の電車の時間迫ってたから焦った。逃したら次の電車…6時間後。


カンフランからスペイン側へ。ハカって町からは電車の本数が増えるのでもう安心。

09ヨーロッパの旅 ポー→オロロン・サント・マリー→カンフラン

たぶんカンフランなんていう街を日本人の0.1%も知らないだろう。


なぜそんな街を旅することになったのかというと…トーマス・クック時刻表を見てくれれば、わかる。


フランスからスペインへ行く鉄道のルートを見てみると…


一つはフランス南西部のボルドーから南下してスペイン北部イルンという街を通って行く大西洋ルート

二つ目はフランス南部のモンペリエから南下してバルセロナへ行く地中海ルート。

そしてもう一つ。

ピレネー山脈の真ん中を突き抜けてるルートがある…。


なんか面白そうだ。


そんな単純な理由で僕らはこのピレネールートでスペインへ向かう事を決めた。



まずはこのルートに出発点。ルルドの隣駅ポーへ向かう。

ポーからは支線に乗ってオロロン・サントマリー(Oloron-Sainte-Marie)へ向う。(電光掲示板の上から3番目の列車に乗車)

乗車!

オロロン・サント・マリー駅に到着。

で、ここで電車は終わり!っていうかこの先は廃線になったらしい。時刻表を見るとカンフランまでは一日3本…バスが出てるらしい。(2009年当時の話ね)

バス到着

スペイン!入国。ソンポール峠っていう名前の峠らしい。

やっとのことでカンフランに到着。駅舎は立派。

平和だな〜

めっちゃ、のどかな町。カンフランからスペイン側へは電車は動いてます。



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2009年、カンフランへ行くのにHISパリ支店さんのブログを参考にさせていただきました。行きたい人はこっちも読んだ方がいいと思う。
http://ameblo.jp/his-paris/entry-10151212002.html

09ヨーロッパの旅 ルルド

実は出発前…ヨーロッパ各国の地球の歩き方を熟読していた僕だったが…

なかなか行きたい街が見つからなかった。

それも当然。僕は歴史的な建造物にそんなに興味がない。

城とか教会って一つ見れば十分かな?って思ってしまうのだ。

なので今回は、先輩の行きたい街に付いて行く旅になった。


が…しかし…

地球の歩き方に一つ気になるコラムが載っていた。

ルルドの巡礼

復活祭から10月頃まで毎晩、世界中からカトリックの信者が集まって、蝋燭を持ちながら行進するというもの。人数も年間で500万人以上が集まってくるって言うんだから、その行列に参加してみたい。

と思ってたら先輩が『気になる所があるんだよね〜』


僕『どこですか?』


先輩ルルド


かぶった。


普通、300ページ以上ある地球の歩き方。『ニース行きたいんだよね〜』『モンサン・ミシェル見たい!』とかでかぶるなら分かるのだが、ルルドでかぶるという…。



という事で仏教徒の僕と神道の先輩がパリ・モンパルナス駅からTGVに乗車しカトリックの聖地ルルドへ向かう。


電車は一日何本かあるTARBES行きに乗車、乗り継ぎなしでルルドまで連れて行ってくれる


TGV。ルルドまで6時間の長旅。延々と続く田園風景はさすがに飽きる

ルルド到着。

駅前のベストウェスタンに宿泊。結構な値段。

ルルドにある聖母教会。夜、ここでろうそく行列が行われる。よ

夜8時を回ると人が増えだす。夏なのでまだ明るい。

町中で蝋燭が売られてるので購入し行列へ。


ろうそく行列…参加してみた。
[:]

よく考えると参加しちゃうと行列は見れない…。なので途中で抜けて高いところへ。
[:]

何人いるんだろうか。


なんだか…ありがたい気分になれる街だった。

09ヨーロッパの旅 パリ編1

ユーロスターに乗ってパリ北駅に到着。

地下鉄に乗り換えようと自動券売機に向かったが
ユーロ硬貨しか使えない券売機しか見つからないので硬貨作っておきましょう。
じゃないと怪しげなオヤジが近づいてきて高い切符買わされそうになるから。


で…ここからが本題。


今回の旅行、一人旅ではなく…サークルの先輩とパリ以降の日程は一緒に回る。

で待ち合わせは、ここパリ。

しかも写真一枚送りつけて、『ここ集合!』とだけ言っただけ。
無事合流できるのか?これがこの旅、最大の問題。


場所のヒントは後ろの方に見えるタワー。
モンパルナスタワーと言ってパリで一番高いビル。
そのすぐそばにあるモンパルナス駅前の広場が今回の集合場所
色も独特なので、先輩ならきっとわかるだろう。



そう思いながら集合時間の30分以上前に集合場所に到着すると…

何やら見覚えのあるバックパックを背負ったアジア人が
駅前を不審そうにウロウロしている。

一瞬、素通りしようかと思ったがかわいそうなので、声かけて無事、合流。

明日はフランスを一気に南下するのでパリの名所を手早く回って合流一日目は終了。